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子どもたちの活動:育ちと学びについて
■教科学習もスポーツも  ←クリック
◆知 = 共生する力
「ぱいでぃあ」は子どもたちの学びを土台にして自立を図るフリースクールです。「学び」は人としての成長を確認する最も確かな手段。でも、それは他人と比較競争するための手段ではありません。
「知る」ことは「共に+生まれること」(connaitre = con + naitre)とは、かつて日本大使でもあったフランスの詩人ポール・クローデルの言葉。「知」は自己の覚醒や発見、生きる力に繋がります。知ることで人は他者と出会い、他者と共にあり、他者によって生かされていることを実感するのです。「知」を通して人は自己と世界との繋がりを発見し、掛け替えのない自己や他者を確認します。それが学ぶということの本質です。
◆楽しさを活動の原点に
 「この頃の子どもは遊びも知らず身体能力も劣っている」と批判されます。一方で非常識な部活指導でスポーツ嫌いになる子もいます。これは子どもの責任ではなく、大人の側の責任です。本来、
子どもの活動は楽しいということが原点なのです。楽しいことには自ら進んで挑戦し自分を向上させます。難しい理屈はいらないのです。能力や技能ははちゃんと後からついてくるのですから。
◆自分に納得のいくやり方で
 自分で自分を向上させる学びの方法ってご存知でしょうか?例えば「自転車に乗りたい」と思えば、自分で一生懸命工夫し乗れるようになるため努力をするでしょう。それと同じです、学びでも有効なのは。
「ぱいでぃあ」では子どもたちが自分のスタイルで学びを組み立て自分の納得のいく仕方で学ぶことを支援します。基本的に学ぶのも自分なら、評価するのも自分、その結果に向き合うのもまた自分ということになります。そこから本当の意味での責任の意識も生まれてきます。
 また、頭を動かすのと同じように、いやそれ以上にスポーツ等の身体活動を通じて自分の身体を動かす楽しさを知ってほしいと願っています。
心と身体は繋がっています。身体を動かすことで気分も爽快になります。そうすれば、身も心も活性化して、自分に自信をもって前に進むことができるようになるからです。

学習風景
教科学習もスポーツも

楽しいことはいいことだ。
でも、やっぱり教科学習は欠かせない
自分の立てた個別学習のプログラムで
自分のペースでしっかり勉強もしたいよね
そして、頭を使えば体もいきいきと動かしたい
テニス、サッカー、バドミントン、ソフト…
自分らしく学び、自分らしく活動するために
心身の活性化とバランスをはかりながら
しっかり、前に歩いて行きたいね
スポーツ活動