フリースクール・ぱいでぃあへ! 総合パンフレット
 

 「フリースクール・ぱいでぃあ」に関心を抱いて下さり有り難うございます。
2021年度後期のパンフレットです。ご覧ください。(変更する場合あり)
 (※これは4月12日(月)から開校のオープンスクール・ぱいでぃあへ通級用のご案内です)

 「フリースクール・ぱいでぃあ」は教育ネットワーク・ニコラ(1995年6月設立、2004年10月NPO法人化)(「子どもの心と命のために ---子どもの育ちと学びと人権と--- 」という子どもの支援活動が主目的)を母体とし、とりわけ不登校の子ども支援を目的に2000年に設立しました。まだ市民活動団体のためのNPO法もなかった時代のことでした。
 教育ネットワーク・二コラの活動は、埼玉県だけではなく全国的な視野からも、早くから不登校の子ども達の学習支援を初め、心も身体も知的頭脳や社会感覚の醸成等、子どもたちの総合的な育成支援に取り組んできたことで、教育に関心のある方々にはよく知られた存在でした。

 子どもの不登校には様々な捉え方があります。その一つに日本の学校教育が子ども達本来の育ちや学びを充分考慮することなく、狭い学校知に特化されて行った過程で生まれてきたとする見方があります。不登校、それは教育の危機を訴える子ども達の身体行動、叫びなのだと
 この不登校現象は1980年代〜1990年代に入ってからさらに顕著になり(1997年以降常に10万人以上)、そこからさらに「引きこもり」移行していく若者も珍しくなくなりました。さらなる危機がここにあります。(不登校生は平成25年から再び増加に転じ、令和元年度は小学生で約5万3千人、中学生で約12万8千人、小中合わせて18万人を超えました。

 そして、不登校になると「もう自分はダメな人間だ」とばかりに、自己否定や自己卑下の感情でいっぱいになりがちです。不登校とは、本人にとっては何とも無念なことであり、また社会にとっても大きな損失と負担となります。不登校は誰にとっても利することのないもの。「明るい不登校」などと言っても、所詮は強がりの遠吠えと見られるのが一般的です。

 でも、見方を変えますと、付和雷同するだけの周囲の人達と違って、不登校の子ども達はそれでも自分を曲げなかった優れた個性の持ち主であるとも言えます。それは誇るべきこと、褒められていいことです。他の人がなろうとして真似てできるものでもありません。

 後年「特別な能力を発揮した人たち」と称賛される人達を見てください。有名人の中にも多いですね。みな個性豊かな人達ばかり。そして、その人達はみな自分を否定せず自分の個性で勝負してきた人達ばかりです。

 ぜひ、あなたも自分を信じ、自分の思いを大切にし、楽しみながら、自分づくりのスキルに励んでみませんか?そのためのお手伝いなら、喜んでさせてもらいます。

 では、パンフレットをご覧になり、あなたに相応しいものは何かじっくりご検討ください。自分づくりの手掛かりになるものが見つかるといいですね。
 疑問等は遠慮なくどうぞ。