3つの《変える》で《自分を変える》

▼ 不登校には様々な要因があります。でも、共通していることがあります。それは「自分はここでは生かされない。死んでいるのと同じ」という「心と命の危機」の叫びだということです。
 まだ言葉では説明できませんが、子どもが身体で訴えているということです。それでも世間体を気にして学校に行かせますか?
不登校---それは病気ではありません。生き方の選択の問題なのです。

▼ぜひ、お子さんに合った環境を選んであげてください。
 学校から身を引くことである程度落ち着くことが出来たら、次はお子さんの自立のために適したスクールを選んであげてください。

▼学び場選びは、お子さんがその気になれば、年齢が若ければ若いほど、対応が早ければ早いほど効果があります
 それだけ、心に深手を負ってトラウマにならなくて済むからです。

▼立ち直るためには、最低次の三つが不可欠。
(1)環境を変えること---自分が生きるためこれが一番大事です。
(2)生活リズムを変えること---不登校・引きこもり特有の生活のリズムを変えられなければ他もまずムリです。
(3)社会性を養い、自分づくりに励むスキルを行うこと---勉強したりスポーツをしたりみんなと戯れたり---そうすることで自然治癒力を高め回復に向かいます。
 これらは、実際に立ち直った人達がみなやって来たことです。それを実践すれば、確実に不登校状態から立ち直ることができます。でも、口で言うだけではダメ。実践しなければ。

▼ここで、「甘い宣伝文句」に注意
特に「そのままでいいんだよ」とか「子どもがそう言っているから--」はダメ。自分たちは責任取らないからね、どうなろうと自己責任ですよ---ということの表明です。

▼それから「高校卒業資格」を謳い文句にしているところも要注意。それは「高校資格はついてくれば自然に取れるけど、後は知らないよ。自分で何とかしてね」ということ。実際、高校は卒業したけれど、本当の学力はないし、社会スキルも身に付いていなくて、ニートにしかなれないという例はたくさんあります。資格だけ取ったって求められる実践力がなければ社会は認めてくれないないのです。気を付けましょう。

▼その学び場が、しっかりした勉強やスキルのシステムがあるのか、実績はどうか、先輩にはどんな人がいるか、卒業生の親御さんの評判はどうか、看板ではなく、実際に指導してくれる人は信頼できるのか、不登校に真剣かビジネスか---等々、様々な角度から検討してみてください。大切なお子さんです。活き活きと生きている姿を見たいものです。