家庭と学校とフリースクールを繋ぐこと:新しい子ども支援のあり方 |
「フリースクール・ぱいでぃあ」のトップページに「アンスクーリングへのお誘い」とあるけれど、「アンスクーリングって何?」と思っている方は多いのではないかと思います。その「アンスクーリング」の言葉の下には、「不登校支援 & 脱不登校支援 & 脱学校支援」とあります。 はてさて、ますます分からないという方がいらっしゃると思いますので、簡単に説明させていただきます。 でも、この3つの言葉はそれぞれに対立し合う関係にないですか?並べただけでは、まさにその通りですね。ですから、これは並べて考えるのではありません。組み合わせてその関係を考えるのです。 アンスクーリングとは、不登校を考えると同時に、脱不登校といってそこからの飛び立ちを目指し、学校から離れたといってもそれで引け目になることもない…そういう多義的なニュアンスを含んだ言葉が「アンスクーリング」なんだとお考えください。 その時に、自分はこうだから相手も…と無理に考えなくていいかもしれません。自分は自分のペースでやる方がいいことだってたくさんありますね。 特に日本の学校教育は硬直化していることが多く、なかなか個人に光を当てた教育ができません。その結果、能力のある個性的な子どもほど不登校になりがちという特徴があります。フリースクール・ぱいでぃあでは、家庭と学校と繋ぎながら、そのどれにも偏らず、その子本来の能力を引き出し開花させるためにそういう子どもたちを支援したいと思います。 ですから、お子さんは各自が自分主体に学びや活動を組み立てられると同時に、元気になって「また学校に行ってみたいな」という時には、本人の意志で自由に学校復帰に挑戦することができます。そのお手伝いもします。 でも、それは魔法でも何でもありません。身体に自己治癒力があるように、子どもの心にもそれがあるのです。そして、そのためには、過保護でも過干渉でもなく、適切な距離を持った「親御さんのビタミン愛」ほど効果的なものはないのです。 |